9月の日本人出国者数、9.7%減で17ヶ月連続の前年割れ−訪日も2ヶ月連続減
日本政府観光局(JNTO)によると、2008年9月の日本人出国者数の推計値は、前年比9.7%減の140万人となった。17ヶ月連続の減少で、通年では6.4%減の1215万4000人。JNTOでは、四川大地震、グルジアの国内情勢の緊迫化やロシア軍の侵攻、タイでの非常事態宣言などが意欲を阻害したと分析している。
また、8月に2%減と30ヶ月ぶりの減少に転じた訪日外客数も6.9%減の64万1500人となり、下げ幅が広がった。通年では5.6%増の654万5500人となったが、7月も2.1%増と低調で、減速傾向が見て取れる。市場別では、韓国や台湾、タイ、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツからの訪日客は前年割れとなったが、中国と香港、シンガポール、オーストラリア、フランスからの訪日客は、9月としては過去最高となった。JNTOでは要因として、景気後退、円高、航空座席供給量の減少、燃油サーチャージ額の値上げ、中国での公務旅行の自粛などをあげている。
また、8月に2%減と30ヶ月ぶりの減少に転じた訪日外客数も6.9%減の64万1500人となり、下げ幅が広がった。通年では5.6%増の654万5500人となったが、7月も2.1%増と低調で、減速傾向が見て取れる。市場別では、韓国や台湾、タイ、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツからの訪日客は前年割れとなったが、中国と香港、シンガポール、オーストラリア、フランスからの訪日客は、9月としては過去最高となった。JNTOでは要因として、景気後退、円高、航空座席供給量の減少、燃油サーチャージ額の値上げ、中国での公務旅行の自粛などをあげている。