JTB田川社長、次期中期経営計画は「新しいJTBのスタート」−将来左右する礎
ジェイティービーは11月末、次期中期経営計画を策定する。JTB代表取締役社長の田川博己氏は「現在の中期計画は分社化する目的があった。新中期計画では、分社化後の発展のための計画であり、質的に異なる」とし、「2009年が新しいJTBのスタート」と強調している。詳細は決定していないものの、分社化後のJTBの姿を将来にわたって左右する計画になる位置づけにあり、現在のところ、(1)4年後の100周年を見すえた新しい企業文化を構築すること、(2)グローバル化のために「世界の中で戦う挑戦権を得ること」、(3)分社前の発展サイクルを再構築することの3点をめざす。
グローバル化では、「現在の世界6位からのランクアップ」も目指さなければならないと語る。スポーツの世界大会を例にあげ、「世界大会に参戦するには、はじめに地区予選で1位にならなければならない。まずは世界規模の旅行会社と戦うため、中国、台湾、韓国、シンガポールなどアジアのなかでしっかりと旅行業を営み、ポジションを築く」必要があるとした。また、田川氏は、かねてからグローバル戦略について他業界のモデルを参考にすると語っていたが、「そうした企業に追いつくためにはどうしなければならないか。3年だけでなく、その次の3年、あるいは10年後を見据えた計画を立てなければならない」と強調。また、次々期中期計画の初年度に当たる100周年のJTBの姿については、「まずは、地域会社が地元に密着し、受け入れられていること」とも言及した。
なお、グローバル化を推進する中で、国内と海外の売上げの割合について、「(海外は)現在は1割。2割にするのか3割にするのかは未定だが、その他の数値も含めて中期計画には確定して盛り込む」という。
グローバル化では、「現在の世界6位からのランクアップ」も目指さなければならないと語る。スポーツの世界大会を例にあげ、「世界大会に参戦するには、はじめに地区予選で1位にならなければならない。まずは世界規模の旅行会社と戦うため、中国、台湾、韓国、シンガポールなどアジアのなかでしっかりと旅行業を営み、ポジションを築く」必要があるとした。また、田川氏は、かねてからグローバル戦略について他業界のモデルを参考にすると語っていたが、「そうした企業に追いつくためにはどうしなければならないか。3年だけでなく、その次の3年、あるいは10年後を見据えた計画を立てなければならない」と強調。また、次々期中期計画の初年度に当たる100周年のJTBの姿については、「まずは、地域会社が地元に密着し、受け入れられていること」とも言及した。
なお、グローバル化を推進する中で、国内と海外の売上げの割合について、「(海外は)現在は1割。2割にするのか3割にするのかは未定だが、その他の数値も含めて中期計画には確定して盛り込む」という。