JTB、沖縄初「ケータイ観光ガイド」の実証実験開始−2ヶ月で5000名利用目標

  • 2008年10月14日
 ジェイティービーは10月11日、沖縄で観光地や沖縄ならではの事物の情報を携帯電話で発信するサービス「デイゴCast」の実証実験を開始する。これは、例えばガイドブックなどでは紹介されていない、ひめゆりの塔の傍にたたずむ小さな石碑にまつわるエピソードなど、案内があるとより楽しめる情報を、携帯電話を通して音声や画像で案内する。対応機種はNTTドコモのFOMA902シリーズとFOMA703シリーズ以上、auのWINシリーズ着うたフル対応機種。利用料は無料で、2ヶ月間の期間で5000人の利用をめざす。

 今回は、海洋博公園とひめゆり平和祈念資料館、首里城公園、琉球村、やんばるの森の5ヶ所で、12コンテンツを配信。サイト上に用意したユーザーアンケートや観光施設での意向調査により、観光ガイドのニーズや今後の事業性を探る。また、今後のイメージとしては、「聞きながら見ながら廻る」をコンセプトに、国営公園や世界遺産、戦跡、観光施設、自然、美術工芸、伝統芸能、民族などのガイドを展開。それぞれの観光地にあわせて、沖縄音楽や波の音、街の音などの音声、画像、周辺の祭りやイベント情報も配信する。さらに、日本語だけでなく、英語や韓国語、中国語への対応も検討する。