シンガポール航空、燃油サーチャージを値下げ−エア・パシフィックは据え置き

  • 2008年9月11日
 シンガポール航空(SQ)は、10月1日から3月31日発券分の燃油サーチャージ額を、110米ドル(約1万1800円)から100米ドル(約1万700円)に値下げした。SQでは燃油高の緩和を理由としてあげている。成田/ロサンゼルス線は現行の110米ドルに据え置いた。10月以降の燃油サーチャージ額については、外国航空会社の間で値下げ、据え置きの動きが活発化。デルタ航空(DL)も、日本発太平洋路線の燃油サーチャージ額を2万7500円から1万9500円に減額する予定だ。

 こうしたなか、エア・パシフィック航空(FJ)も成田/ナンディ線の燃油サーチャージ額を133.50米ドル(約1万4300円)に据え置くことを決定。改定の基準となる5月から7月の燃油市況価格の平均は1バレルあたり163.54米ドルで、前回の126.05米ドルから上昇しており、本来は燃油サーチャージ額を引き上げる局面であったが、海外旅行市場の低迷のなか、フィジーや近隣の島嶼国への渡航者数増加が重要と判断したという。


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