ノースウエスト航空、一部のぞき燃油費を据え置き−日系2社に追随か

  • 2008年9月3日
 ノースウエスト航空(NW)は10月1日発券分から適応する日本発着のアメリカ本土路線、ハワイ路線の燃油サーチャージ額を引き上げた。それぞれ、現行の2000円高に設定し、アメリカ本土路線は2万2000円、ハワイ路線が1万7000円。それ以外のミクロネシア路線、およびアジア路線は現行価格を据え置いた。

 10月1日発券分以降の燃油サーチャージをめぐっては先ごろ、日系2社が新路線区分と基準を適用。これにより、タイ、シンガポール、マレーシア、香港、台湾の燃油サーチャージ額は、7月1日発券分の金額に据え置いた格好となった。これに対する、外国籍の航空会社の動向が気になるところだが、国土交通省航空局によると、現在のところおおよそ半数の航空会社が申請をしている。その傾向として、今回のNWのように据え置きとする申請もあるようだ。また、一部の航空会社では日系が引き上げた路線についても、燃油額を据え置きとして、需要への配慮を検討している動きもある。


▽NW日本発着便の燃油サーチャージ額(10月1日発券分から)(対象路線:金額(値上げ額))
アメリカ本土:2万2000円(2000円増)
ハワイ:1万7000円(2000円増)
ミクロネシア(グアム・サイパン):9000円(増減なし)
フィリピン:9000円(増減なし)
台湾:9000円(増減なし)
タイ:1万5000円(増減なし)
シンガポール:1万5000円(増減なし)
韓国:3000円(増減なし)
香港:9000円(増減なし)
中国:7500円(増減なし)


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