御堂筋Kappo、パレードの魂を継承し10月12日に開催

 財団法人大阪21世紀協会(堀井良殷理事長)は10月12日、これまで開いてきた御堂筋パレードに代わるイベントとして「御堂筋Kappo(かっぽ)」を開く。従来のパレードは中止し、御堂筋を歩行者に開放。参加型のイベントに生まれ変わる。

 御堂筋Kappoは、同協会が12日、13日に行う「ハート大阪秋祭り」の一環で、大阪の文化を全国に発信するという御堂筋パレードの理念を継承するものとして企画された。12時から16時の間、梅田新道―本町通間1.6キロメートルの御堂筋を歩行者が自由に歩き回れるようにし、路上ではコンサートやアート作品の展覧会、オープンカフェなどを開く。子どもたちが遊べるエリアや、全国の観光物産展コーナーも設けるなど、御堂筋パレードの「見る」イベント形式から、「参加する」形式に転換。大阪の人と文化、全国との交流を演出する。

 ハート大阪秋祭りは、御堂筋Kappoと、12日から13日に開くイベント「中之島は大きな帆船」の2本柱で構成。中之島を大きな船と見立て、コンサートやクルーズ、ワークショップなど催しを展開し“水都大阪”の魅力を発信する。

 御堂筋パレードは1983年から昨年まで25年間開いてきた大阪の名物イベントだったが、大阪府や大阪市が見直しを提案していた。


情報提供:トラベルニュース社