一休、第1四半期は増収減益、施設数、販売取扱高は増加

  • 2008年8月5日
 一休の2009年3月期第1四半期(2008年4月1日〜6月30日)は、営業収益が前年比11.2%増の5億9800万円と増収となったが、広告費をはじめ営業費用が34.3%増の3億1000万円とかさみ、営業利益は6.2%減の2億8700万円、経常利益が5.2%減の2億9500万円で、純利益は 5.4%減の1億7200万円となった。このうち、宿泊予約サイトの一休.comは「8周年記念&ゴールデンウィーク特集」など各種キャンペーンや、「アメリカン・エキスプレス」への商品情報提供などを開始。会員登録者数は前年度末から約5万人増加の約165万人、販売宿泊数は3.5%増の約29万泊、販売取扱高は2.7%増の71億4600万円と増加、平均単価も121円高い2万4873円に引き上げた。なお、取扱の施設件数を前年度末から18軒増の計1053施設に増加した。

 今後、同社ではサブプライム住宅ローン問題や原油高などにより、都心の高級ホテルにおける外国人出張需要が減少すると予想。これにより、一休.comへの提供客室が増加し、販売室数が増加すると見込む。また、1室あたりの平均単価は前年比でほぼ横ばいで推移すると見ている。


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