国観連近畿支部が第3回ネット予約倍増セミナー開く

 国際観光旅館連盟近畿支部(西村屋ホテル招月庭、西村肇支部長)はこのほど、大阪市北区の新梅田研修センターで「第3回ネット予約倍増セミナー」を開き、約140人が参加した。
 

 今回のセミナーはIT戦略部(針谷了部長)の主管で行われた。「急増している携帯電話での予約獲得」「目から鱗のグーグル活用法」をテーマに「携帯サイトの作り方のコツ」、「SEO対策」、「即時予約」、「リスティング広告」などについての有意義な活用方法を学んだ。

 アイデータの朝倉応水社長は「携帯サイトをパソコンの小型版という認識を捨てないとコンテンツは作れない」と述べ、「2006年8月に携帯電話にインターネットの広大な世界がつながったことを念頭に置かないと携帯サイトの運営を誤る」と指摘した。

 またこの5年以内に携帯世代がパソコン世代の優越感をひっくり返す時代がくるとも語り、「ヤフーモバイルのカテゴリに登録することは必須」であることを強調。確実に登録されるためのサイトづくりのコツとポイントを紹介した。

 グーグルの広告営業企画スペシャリストの古見幸生さんは、「グーグルは世界の情報を整理し、誰もが簡単に利用しやすくするためのロボット検索システム」であると話し、ビジネスリスティングと呼ばれる情報を無料で登録できるシステムの活用方法や検索結果に沿って広告が表示されるアドワーズ広告の効果的な取り組みなどについて語った。

 針谷IT部長はセミナーの開催について「ITを販売戦略の中心にして不況を乗り越える手段にしてほしい」と話しており、10月6日には大阪市東淀川区の大阪コロナホテルで、インターネットが苦手な旅館ホテル経営者のためのネット予約戦略セミナーを開く予定にしている。


情報提供:トラベルニュース社