オールデン・ヒューストン、ニューリッチのビジネス客と観光需要を視野に

  • 2008年7月14日
 アメリカのテキサス州にあるホテル「オールデン・ヒューストン」のオーナーであるバーバラ・スミス氏が来日し、今後の日本市場での取り組みを語った。

 ヒューストンはアメリカ第4の都市であり、宇宙産業や石油産業の中心地として、世界各国から業務渡航者が多く訪れる都市だ。特に同ホテルはビジネス街の中心に位置していることからビジネス需要が高く、客室内には高速ワイヤレス・インターネットの無料アクセスや市街地内の無料送迎サービス、即日のランドリー・クリーニングサービスなど、ビジネス需要に対応するサービスをそろえる。これらを活かしスミス氏は今後、日本市場に対して、金融系などのニューリッチ層のビジネス客の取り込みをはかる考えだ。

 一方、松井稼頭央選手が所属するMLBのヒューストン・アストロズのホームスタジアム「ミニッツメイド・パーク」や、NBAヒューストン・ロケッツの「トヨタセンター」も徒歩圏内にあり、周辺にはレストランやナイトスポット、劇場などがあることから、「観光の拠点としてレジャー客にもアピールできる」と強調。市街地内の無料送迎サービスはもちろん、コンシェルジュサービスによるチケット手配など、各種サービスを提供しており、観光客を受け入れる体制を整えていることをアピールした。

 同ホテルはプリファード・ホテルに所属しており、今後の具体的な営業展開は、同グループと戦略を立てて進めていく方針だ。