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ホテルグランヴィア大阪が「なごみ」テーマに客室改装

 JR大阪駅前のホテルグランヴィア大阪は7月3日、25階フロアに「なごみ」をテーマにした客室をオープンさせた。木目を生かした壁面や間接照明を多用し、落ち着きのある空間を演出した。団塊世代や富裕なビジネスマンの利用を見込む。今後、25階の客室のうち55室を順次「なごみ」スタイルに改装していく。改装費用は1億8000万円。

 新客室は、室内色を濃茶やグレーで統一し、丸みのある家具を採り入れた。地元の老舗茶店のお茶や茶菓子、泉州タオルなどアメニティグッズに大阪産のものをそろえた。文楽や上方落語の鑑賞をセットした宿泊プランも設定し、大阪らしさで他ホテル、既存客室との違いを鮮明にする考えだ。

 同ホテルでは昨年6月に、30−40代女性をターゲットにした北欧風の客室を24階フロアに改装オープンさせており、ターゲットを明確化した客室づくりを進めている。

 記者会見で平田誠計社長は「大阪のホテル稼働率が低落傾向にあるが、JR大阪駅周辺で進む再開発をプラスに捉えたい。設備だけでなくホスピタリティを前面に、『なごみ』の空間演出に取り組んでいきたい」などと話した。

 「なごみ」の客室料金は、ツイン3万9270円から、ダブル2万7720円から。


情報提供:トラベルニュース社