「やど日本」がリニューアル エコ対応の検索可能に

 日本観光旅館連盟(日観連、4000軒)は7月1日、宿泊予約サイト「やど日本」をリニューアルした。文字情報が多かった従来の施設情報に写真、地図、現地の天気予報を加えるなどビジュアル面を中心に拡充した。また、地図からの検索や、「特典がある」「なんらかのエコに対応している」などの「こだわり検索」を新設した。特に、エコ情報の発信は、日観連が今年度から力を入れようとしている分野で、先ごろ設置した「地球に優しい宿推進委員会」で、会員旅館の温暖化対応のあり方を検討していく。7月3日に1回目の委員会を開く。

 エコ対応の検索では、リサイクル箸の使用、竹製割り箸の使用、連泊時のシーツ交換の希望制、生ゴミリサイクルの実施など、その施設が行っている具体的な内容も知ることできる。

 そのほか「こだわり検索」ではペット対応、バリアフリー対応、外国語対応の施設が検索できる。

 今回のリニューアルを機に、日観連では「やど日本」上の会員旅館のページ制作費(基本コース4200円)や、年間掲載料(3150円)を無料化した。これにより従来、施設名と電話番号など簡単な文字情報のみだった会員施設がなくなり、全4000会員の詳細ページが掲載されることになった。

 日観連では、「会員旅館にオリジナルHPがある場合は、全てリンクしています。予約は、やど日本でしてもらっても、各旅館のHPからしてもらっても構いません。全国4000軒の施設が検索できる宿泊サイトとして利用していただきたいですね」と、今回のリニューアルでサイトの利用者が増えることに期待している。


情報提供:トラベルニュース社