モンゴル・ウランバートル、「非常事態宣言」の発令について−第2報

  • 2008年7月3日
 昨夜、モンゴルにて総選挙の不正について抗議のデモがあり、23時30分に「非常事態宣言」が発令されました。

 この原因は、6月29日(日)に行われた総選挙の結果に不満を持つ人々がデモを行い、これが暴徒化したものです。

 昨夜、ウランバートルの中心地「スフバートル広場」の周辺では、建物に放火したり車に火をつけたりといった騒動が発生し、これを警察・軍が収拾しようとして衝突いたしました。

 事態は、今朝7月02日未明の早朝04:00前には沈静化しましたが、死者4名、100名程度の負傷者、逮捕・拘束者も500名程度出た模様です。

 現在のところ、日本人旅行者がこのデモに巻き込まれたとの情報はありません。但しTVや新聞等では日本人1名が負傷されたと報道されておりますが、これは報道関係者が取材のため危険な場所に踏み込んだ事が原因と言われております。

A. 非常事態宣言は7月01日〜04日の期間、該当地域はウランバートル市内のみで、内容は以下の通りです。
1) 22:00〜08:00の間は、外出を控える事。
  外出の際には、身分証明書の提示を求められる事があります。
2) デモ、集会等、人が集まる事は全て禁止。
3) アルコールの販売停止。(ホテル、レストランも含む)

B. スフバートル広場周辺地域での活動が制限されます。
 本日10:00現在、スフバートル広場、及び自然史博物館は封鎖されております。

 尚、ここ以外は全て平常通りです。

C. ツアーの運行に関しては、スフバートル広場、及び自然史博物館等への観光がカット、あるいは日程が変更となる可能性があります。

 尚、上記以外のウランバートル市内の観光箇所、並びに地方の観光については、安全に催行される事を確認しております。

以上、ご注意下さい。又、続報が入りましたらお知らせいたします。


情報提供:株式会社エムジェイツアーズ日本海外ツアーオペレーター協会