人気渡航先ランキング、韓国、台湾、ハワイなど−行きたい国はイタリアが1位

  • 2008年6月16日
 エイビーロードが3月に実施した2007年の海外旅行の人気渡航先調査で、韓国、台湾、ハワイ、グアムなどが上位になった。「子連れファミリー」「親連れファミリー」「夫婦」「カップル」「友人」「一人旅」の同行者別で分けると、子連れファミリーでグアムとハワイのオアフ島が同率で1位、夫婦でオアフ島が1位であった以外の層では、韓国が1位となった。3位以上の国を見ると、子連れファミリー以外の全ての属性で韓国と台湾が入っており、近場の人気が高かったことが伺える。また、オアフ島も一人旅以外で3位以内に食い込んだ。

 一方、今後行きたい渡航先では「未婚男性」「未婚女性」「既婚子供なし」「既婚子供あり」の全ての属性で、イタリアが首位となった。また、2位は既婚子供なしの層はスペインで、それ以外の属性では全てフランスとなり、3位にもドイツやイギリスなどが並んでおり、西ヨーロッパの人気が高いことが分かる。既婚子供ありの属性では、3位にオーストラリアが入った。

 同行者で多かったのは、友人が24.9%、夫婦旅行が23.9%、一人旅と子連れの家族旅行が13.5%などで、カップルは7.0%であった。旅行の目的では、「名所旧跡を観光する」がほぼ全ての層で人気が高く、そのほか「おいしいものを食べる」「ショッピングをする」「のんびり休息する」などの回答が多かった。

 また、海外旅行の形態では、フルパッケージツアーが16.2%、フリーパッケージが20.5%、一定の自由時間を残して観光やアクティビティを組み込んだ中間パッケージが20.4%となり、個人手配旅行は42.9%となった。パッケージツアーを見つけた情報源では、インターネットが前年比5.7ポイント増の40.6%となり、旅行会社のパンフレットの0.8ポイント増33.5%を、実数、伸び率ともに上回った。旅行を「思い立った時期」「検討を開始した時期」「申し込み時期」は早期化の傾向が見えており、思い立った時期では0.6ヶ月早い4.9ヶ月前、検討開始時期は0.3ヶ月早い3.2ヶ月前、申し込み時期は0.3ヶ月早い2.4ヶ月前となった。