グランドキャッスルホテル、西安にオープン、ANAホテルズをリニューアル

  • 2008年5月20日
 中国の西安に7月18日、グランドキャッスルホテルがオープンする。西安の中心部の城壁「南門」前に位置する好立地のホテルで、総客室は338室。そのうちツインが168室、ダブルが129室、スイートが40室、ハンディキャップルームが1室。レストランとラウンジ3店のほか、6つの宴会場を備える5ツ星ホテルだ。西安は観光都市であるが、近年はITをはじめとする国内外の企業進出も多く、客数の53%をレジャー客、32%を法人客と見込み、営業を展開。また、最大440平方メートルの宴会場もあることから、MICEや中国でも人気のある婚礼需要も取り込む考えだ。5月20日にはソフトオープンし、3階から6階の193質とレストラン&ラウンジ、宴会場、ビジネスセンターなど一部を稼動する。

 同ホテルはもともと、ANAグランドキャッスル西安をリブランドしてオープンするもの。運営支援会社のアーコン・ホスピタリティのもと、モダンながらも中国的な家具やアートを取り入れた印象的なデザインにリニューアルし、全客室には32インチの液晶テレビやブロードバンドのインターネット対応、環境にやさしいアメニティなどを揃えた。スタッフもほぼ以前どおりに引き継ぎ、日本人の営業スタッフや日本語を話せるスタッフを常駐。近々に、日本人のゲストリレーションが入社する予定だ。また、ウェブサイトに日本語画面を用意し、日本市場の受入れに備える。同ホテルでは2008年度の顧客構成を、日本人が30%、中国本土が35%、日本以外の外国で35%を想定している。