観光活性化フォーラム
観光活性化フォーラム

ミャンマー、サイクロンの影響で国内線運休−外務省、スポット情報で注意喚起

  • 2008年5月8日
 外務省は、ミャンマーに5月2日深夜から3日午前中にかけて上陸したサイクロンの被害に対し、5月6日に海外安全ホームページのスポット情報で注意喚起をしている。ヤンゴン管区、イラワジ管区の被害が大きく、交通遮断による食料や飲料水の不足などが生じ、ミャンマー政府は3日夜にヤンゴン管区、バゴー管区、イラワジ管区、カレン州、モン州に被災地域宣言を発出したという。これにともない、外務省もサイクロン被害が深刻な地域への不要不急の渡航を避けるように勧めている。

 エーペックスインターナショナルによると、サイクロンの影響により、ヤンゴン発の国内線が運航していない状態で、復旧の見通しは立っていないという。ヤンゴンでは電気と水の供給が止まっており、少しずつ再開し始めているものの、ホテルでは自家発電で対応しているようだ。ただし、ヤンゴン以外のバガンやマンダレー、インレーなど、ツアーで訪問する定番の都市に支障は出ていないようだ。

 また、通年でミャンマーのツアーを催行する旅行会社では、ゴールデンウィーク期間のツアーを実施し、ヤンゴンに足止めされ、そのまま帰国となったケースがいたという。今後の催行については、国内線の運航状況を含めた現地情報を把握して判断する方針。この会社では、ミャンマーのツアーを2007年9月のデモ後、一旦催行を中止したものの、年明けから再開。消費者からは良い反応を得ているという。

(5月7日20時現在)


▽追加情報
 エーペックスインターナショナルによると、5月8日20時現在、国内線はほぼ通常通りの運航に戻っている。