アクセスランキング、1位はJTB田川氏、2位はCO、3位はNH決算
[総評] 先週の第一報に続き、今週はJTBの新社長に決まった田川氏の発言内容が1位となりました。基本的には佐々木社長の改革を踏襲しつつ、営業強化とグループの連携をはかることで、「JTB」ブランドの強化を推進する、という内容です。既に世界各地でJTBが単独で営業活動を完結できる体制へ移行していますが、日本国内の各地域会社でも同様の営業活動をいっそう進めていくようです。国内外の拠点でインとアウト、着地型と発地型の営業がそれぞれ強化され、新しい旅行業のビジネスモデルを確立していくことでしょう。営業面の強化にはどのような戦略を立てるのか、また、「取引先の求心力を高める」という考えは、ランドオペレーターとの支払い、添乗員の待遇、航空会社との取引などにどのように反映されるのか、注目されるところです。
2位には夕刊で配信したコンチネンタル航空(CO)の動向です。1日にはブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が、アメリカン航空(AA)、COと「協力関係を模索している」と声明を発表していますが、デルタ航空(DL)とノースウエスト航空(NW)の統合、その前のアロハ航空の運航停止など、アメリカの航空業界を中心に、航空自由化が進む大西洋路線を台風の目にしながら、統合、合併、協力など、世界全体の航空業界を大きく揺るがし、旅行業界にも影響が及んでくることでしょう。こうした動きも、日本への影響を考えながら伝えていきたいと考えています。
全日空(NH)の決算でも、ホテルの売却益で過去最高の利益を計上しました。その一方、燃油費が2007年度は2198億円となり、2008年度は2566億円を想定しているといいます。非常に高額な費用になっており、このところの燃油サーチャージ額にも反映された高騰ぶりが実感されます。決して、燃油サーチャージを徴収するな、と主張はしませんが、この高騰がなければ現在の旅行需要は盛り上がっていたのでは、と考えるのは私だけではないと思います。高騰している時であるからこそ、旅行の消費に影響はあるものの、その影響を最小限にとどめる方策を航空会社と旅行会社が一致団結して、可能な対策をとって欲しいと思います。特に、旅行のピークシーズンであるゴールデンウィークの今年の需要がやや軟調であるからこそ、切実におもった一週間でした。(鈴木)
▽トラベルビジョン・記事ランキング(4月最終週、5月第1週:4月28日〜5月2日午前10時)
第1位
◆JTB田川次期社長、地域交流、グローバル化、インターネットで新しいJTBづくり(2008/4/28)
第2位
◆コンチネンタル航空、「合併の選択はしない」−アライアンスは検討を継続(2008/4/28)
第3位
◆全日空、ホテル売却益で過去最高の純利益−08年度の燃油費は2566億円を想定(2008/5/1)
第4位
◆トランスアエロ航空、成田/サンクトペテルブルク線就航−交流拡大に期待(2008/4/28)
第5位
◆トップインタビュー:近畿日本ツーリスト代表取締役社長吉川勝久氏(2008/4/30)
第6位
◆KNT、ロタ島チャーター便を運航開始−越智氏「旅行会社のやるべき仕事」(2008/4/28)
第7位
◆JTB、次期中期経営計画は経営版と社員版の2本立て−グローバル企業に学ぶ(2008/4/28)
第8位
◆シンガポール航空、A380型機の4号機を受領−成田/シンガポール線に投入へ(2008/5/1)
第9位
◆エバー航空、小松線と宮崎線を開設−日本の就航地が8ヶ所に、仙台線も増便(2008/4/30)
第10位
◆KNTツーリスト、夏商戦は“接客で勝つ”−3つの戦略で契約率2ケタ上昇へ(2008/5/2)
2位には夕刊で配信したコンチネンタル航空(CO)の動向です。1日にはブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が、アメリカン航空(AA)、COと「協力関係を模索している」と声明を発表していますが、デルタ航空(DL)とノースウエスト航空(NW)の統合、その前のアロハ航空の運航停止など、アメリカの航空業界を中心に、航空自由化が進む大西洋路線を台風の目にしながら、統合、合併、協力など、世界全体の航空業界を大きく揺るがし、旅行業界にも影響が及んでくることでしょう。こうした動きも、日本への影響を考えながら伝えていきたいと考えています。
全日空(NH)の決算でも、ホテルの売却益で過去最高の利益を計上しました。その一方、燃油費が2007年度は2198億円となり、2008年度は2566億円を想定しているといいます。非常に高額な費用になっており、このところの燃油サーチャージ額にも反映された高騰ぶりが実感されます。決して、燃油サーチャージを徴収するな、と主張はしませんが、この高騰がなければ現在の旅行需要は盛り上がっていたのでは、と考えるのは私だけではないと思います。高騰している時であるからこそ、旅行の消費に影響はあるものの、その影響を最小限にとどめる方策を航空会社と旅行会社が一致団結して、可能な対策をとって欲しいと思います。特に、旅行のピークシーズンであるゴールデンウィークの今年の需要がやや軟調であるからこそ、切実におもった一週間でした。(鈴木)
▽トラベルビジョン・記事ランキング(4月最終週、5月第1週:4月28日〜5月2日午前10時)
第1位
◆JTB田川次期社長、地域交流、グローバル化、インターネットで新しいJTBづくり(2008/4/28)
第2位
◆コンチネンタル航空、「合併の選択はしない」−アライアンスは検討を継続(2008/4/28)
第3位
◆全日空、ホテル売却益で過去最高の純利益−08年度の燃油費は2566億円を想定(2008/5/1)
第4位
◆トランスアエロ航空、成田/サンクトペテルブルク線就航−交流拡大に期待(2008/4/28)
第5位
◆トップインタビュー:近畿日本ツーリスト代表取締役社長吉川勝久氏(2008/4/30)
第6位
◆KNT、ロタ島チャーター便を運航開始−越智氏「旅行会社のやるべき仕事」(2008/4/28)
第7位
◆JTB、次期中期経営計画は経営版と社員版の2本立て−グローバル企業に学ぶ(2008/4/28)
第8位
◆シンガポール航空、A380型機の4号機を受領−成田/シンガポール線に投入へ(2008/5/1)
第9位
◆エバー航空、小松線と宮崎線を開設−日本の就航地が8ヶ所に、仙台線も増便(2008/4/30)
第10位
◆KNTツーリスト、夏商戦は“接客で勝つ”−3つの戦略で契約率2ケタ上昇へ(2008/5/2)