ロイヤル・カリビアン、世界最大の「ジェネシス」は船内に緑の公園

  • 2008年4月23日
 ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)は、2009年末の就航をめざす巨大客船の計画として「ジェネシス・プロジェクト」の概要を公表した。これによると、「陸上と海の融合」をコンセプトとし、船の中央に空まで吹き抜けの公園「セントラル・パーク」を建設する。サッカー場ほどの広さに緑の木立とトロピカルフラワーが咲き、周囲には雰囲気の異なる複数のレストランやブティックを配置する。このうち「ライジング・タイド・バー」は、3デッキ分のスペースをゆっくり上下する洋上初の動くバーを設置する。公園内は、読書コーナーやアートギャラリーを設けるほか、コンサートやストリートパフォーマンスなどを披露する。また、待ち合わせ場所やテイクアウトしたランチを食べるなど、公園らしい使い方を想定。乗船する園芸家による花々、木々に関するカルチャークラスも開催する。

 なお、この客船は22万トンで世界最大となる予定。16デッキに合計2700室のキャビンを配置する予定で、公園の吹き抜け部分の壁面には、6デッキにわたってセントラル・パーク・ビューのキャビンを用意する。乗船客の定員は5400名。2009年末に処女航海に出航した後、2010年には姉妹船も就航する予定だ。


▽ジェネシス・プロジェクト・サイト
http://www.royalcaribbeangenesis.com


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