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現地レポート−ビッグホワイト、“シャンパンパウダー”の雪と充実したアクティビティ

  • 2008年3月14日
 ビッグホワイト山の斜面に広がるこのリゾートは、山頂部が2319メートルとオカナガン地方のスキーリゾートではもっとも高く、年間平均で7.5メートルもの降雪量を誇る。しかも乾燥した気候のため、雪質はシャンパンパウダーといわれるほどにキメが細かい。

 スキー場のレイアウトは長くなだらかなコースが多く、ビギナーから中級者向けが主流。マイペースでのんびりと楽しみたいファミリーに人気が高い。スキースクールも子ども向けプログラムが充実しており、3歳からレッスンが可能。もちろん大人やシニア向けにも、ビギナーからエキスパート向けまで、豊富なプログラムが揃う。日本人インストラクターも3名在中しており、日本語によるガイドやレッスンを受けることもできる。

 スキー、スノーボード以外のアクティビティも豊富。各種ウィンタースポーツのほか、夜にはビレッジでのワインテイスティングやステージでの参加型ショーなどのイベントも開催される。常連のスキー客も多く、毎年ここに集合して一緒に休暇を楽しむ、そんなファミリー同士のつきあいもあるのだという。子どもを預かってくれる大規模な「キッズセンター」もあり、子連れで訪れても大人がたっぷりとスキーを楽しめるよう配慮がなされている。




ホテル、アクティビティの予約も同一ヶ所で可能

 スキー場内の山の中腹にあるビレッジは、合計1万7000人が宿泊可能。ホテル3ヶ所のほか、コンドミニアムや別荘スタイルのバケーションホームもあり、これらは個人オーナーなどに販売されている。リゾートがオーナーからの委託を受けて各ユニットを管理し、一般旅行客に提供するのが、北米スキーリゾート式のスタイルだ。

 ビレッジ内のすべての宿泊施設の予約が「ビッグホワイト・セントラル・リザベーション」で予約が可能。宿泊だけでなく、空港からのシャトルバスや、リフト券、アクティビティの予約もすべて請け負っている。

 日本人旅行者にとって使い勝手のよい宿泊施設は、やはりコンドミニアムタイプだろう。バジェットタイプなら2泊から4泊した場合、1泊57カナダドルから、キチネット付きでも71カナダドルから。最も高額なユニットは、プライベートホットタブ(ジャクジー)付きの4ベッドルーム・プレミアムで、845カナダドルから。10人宿泊が可能なのでファミリーやグループでシェアすれば、かなりリーズナブルといえる。すべての宿泊施設がスキーイン&スキーアウトが可能で、またホットタブやサウナなども完備。ビレッジにはレストランやショップも集中してあるので、とても便利だ。



▽基本データ
●スキー場
スキー場面積 1147ヘクタール
山頂部標高 2319メートル
ビレッジ標高 1755メートル
ベース部分標高 1508メートル
コース数 118コース
難易度 初級18%、中級54%、上級22%、エキスパート8%
最長コース 7.2キロメートル
ナイトスキー 12月中旬〜3月 火曜日〜土曜日
平均年間降雪量 7.5メートル
シーズン 11月中旬〜4月上旬

●ビレッジ
宿泊収容人数 1万7000人
レストラン・バー 24ヶ所

●冬のアクティビティ
チューブライド、スノーシュー、スケート、クロスカントリースキー、スパ、スノーモビルツアー、
スノーリモ、馬ソリ、犬ソリ、

●アクセス
ケローナの南東56キロメートル。車で約1時間。ケローナ空港からシャトルバスが1日15便運行。
ケローナへはバンクーバーから国内線で約1時間。ビッグホワイト/シルバースター間にもシャトルバスが運行。

▽ビッグホワイト http://www.bigwhite.com