TA、MICE・教育旅行で「安全のニーズ高い」−優位性をアピール

インセンティブでは、主要都市にコンベンションセンターが建ち、インフラが整備され、クルーズ客船の貸し切り、熱帯雨林にテントを建てたパーティーなど「融通がきく」ことがメリットという。移動手段はハーレー・ダビッドソンを100台手配したケースや、汽車の貸し切りなどの事例がある。さらに、「チームビルディング」のプラン例として、シドニー湾でのクルーズヨットを使ったレース、ビーチでの綱引きやバケツリレー、バレーボールなどを紹介。修学旅行は、現地校との交流やファームステイ、世界遺産のなかでの自然学習やエコ学習などを提案、各種のプログラムを提供できるという。
こうしたMICE関連の手配で共通する注意点は、動物との触れ合いをプログラムに組み込む場合、州やテーマパークごとに規制の基準が異なっていること。また、修学旅行で、検疫の申告書を事前に作成している場合、家族が渡航前の生徒に黙って日本食を荷物に入れ、申告書で「食物はない」とした場合、同行者全員の荷物が検査されることなど、改めて注意を促した。