近畿日本ツーリスト（KNT）は2008年度、北マリアナ諸島のロタ島に年間40本のチャーター便を設定し、ホリデイや法人など団体旅行の商品として、約6000名の送客をめざす。利用航空会社はコンチネンタル航空（CO）で、1回の定員は150名程度。現在、ロタ島への旅行はグアムかサイパンを経由する必要があるが、直行チャーター便を利用することで、約3時間30分で到着することが可能となる。

　KNTでは、08年度にチャーター便を積極活用する方針で、これはその一環。2007年度には、エーデルワイス航空（8R）を利用したスイスのチャーター商品を設定し、合計1911名の送客と95％の消化率、全体でも3万4000人の送客と、94％の消化率を達成した。2008年度のチャーター便による送客目標は、前年比約10％増となる3万8000人。

　ロタ島の第1弾商品では、4日間と5日間の2パターンを設定。商品は、「フリープラン　ロタ　4・5日間」と「たっぷり満喫！ロタ島　4・5日間」の2種類。設定日は4月26日と4月29日、5月3日と、ゴールデンウィークにあわせて設定。旅行代金は、4月26日発のフリープラン4日間の場合、9万8000円から。

　北マリアナ連邦政府は、2月5日にKNTが開催した大海外旅行交流コンベンションの席上、「エコフレンドリーでゴルフや釣り、ダイビングなど、アクティビティも豊富なロタ島でサービスを拡大していただき感謝している。マリアナ政府観光局（MVA）とともに最大限サポートする」と謝意を表明した。