日本航空、08年度普通運賃を値上げ−燃油サーチャージ額は見直しへ
日本航空(JL)は先般のIATA運賃調整会議の決議に基づき、日本発着IATA国際航空運賃を値上げし、国土交通省に申請した。適用は日本、および関係国政府の認可が条件で、4月1日以降に日本を出発する旅程。各方面の日本発普通運賃の値上げ率は2007年度運賃対比で、北米では13%、ハワイで13%、中南米、東南アジア、中国、韓国、オセアニアとグアムのファーストクラス(Fクラス)、ビジネスクラス(Cクラス)、エコノミークラスが10%で、グアムの、制限付きエコノミークラスが15%。
また、欧州方面は今年から、IATA運賃が各航空会社の路線、クラスごとに最も高い運賃を基に機械的に平均を算出し、それに連帯運送の価値として10%を乗じた額とするフレックスフェア方式で決定された。そのため、値上げ率はFクラスは10%から14%、Cクラスは10から17%、エコノミークラスは6%から15%で、制限付きエコノミークラス、および各クラスの平日・週末運賃は廃止となった。これにより、運賃額の例として、東京発ロンドン行きは109万2800円で、現行の平日運賃より16.5%増、週末運賃の約10%増となっている。
08年度運賃の改定に際しては、燃油サーチャージ額の動向が注目されていたが、JLでは「値上げなので見直しをする」との方針。現在は3ヶ月平均の燃油価格に対し、5米ドルごとの金額幅で適用額を設定しているが、今回は適用額のみならず、その金額幅も含めた見直しも検討する方向で、結果は2月中旬ごろをめどに発表する予定だという。
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