ミュンヘン空港、スターアライアンス専用のターミナル2をレポート

(取材・文:秋本俊二、取材協力:ルフトハンザ・ドイツ航空)
▽利便性を第一に考えた独自の設計コンセプト

イギリスの調査会社スカイトラックス(SKYTRAX)は「エアポート・オブ・ザ・イヤー」で2006年のヨーロッパ第1位の空港に選出。利用者の利便性を第一に考えた独自の設計コンセプトがこうした高評価につながっている。
ターミナル2は、延床面積26万平方メートル。114のゲートと24のボーディングブリッジ、75の旅客エプロンで構成されている。その114のゲートが、長さ約1キロに渡り一直線に配置され、見晴らしがいい。これなら初めて訪れた人でも空港内で迷うことはないだろう。「ターミナル内の『ミニマム・コネクティングタイム(乗り継ぎに必要な最短接続時間:MCT)』はヨーロッパで最も早い約30分を実現。そうした利便性の良さ、快適さが、ミュンヘン空港のハブ空港としての地位を大きく押し上げた」と、ハーバース氏は解説する。
ターミナルに隣接する9階建ての駐車スペースは、6800台が収容可能だ。ファーストクラスの利用者は、車を停める前に道路側に設置されたチェックインスペースで搭乗手続きを終え、そこで荷物も預けられる。駐車場からターミナルまで荷物を引きずっていく必要もない。昨年8月には新しいファーストクラス・ラウンジもオープンし、最先端の快
適な施設でのサービス提供が可能になった。
▽新しい生活スタイルやビジネスシーンを演出

ミュンヘン空港へは現在、約30キロ離れたミュンヘン中央駅から、鉄道と高速道路で結ばれている。所要時間は30分から40分。2014年には空港と中央駅間に「トランスラピッド・マグレブ(リニアモーターカー)」の開通も決まった。開通後は市中心部からのアクセス時間がわずか10分に短縮され、ますます身近な空港になるだろう。
