現地レポート 香港(2)

では、実際に競馬の楽しみ方を紹介しよう。どの馬に賭けようか、はやる気持ちを抑えて、エントランスを入ったら、まずは足元に注目。シャティン競馬場で優秀な成績をおさめた世界屈指のジョッキーたちの手形が、プレートになって並べられている。地元香港出身のジョッキーのほか、武豊騎手や福永祐一騎手、L.デットーリ騎手、O.ペリエ騎手、C.ルメール騎手といった、日本でもお馴染みの名前も見つかるので、探してみると面白い。

馬券の種類も少なく、初心者でも買いやすい。基本は、単勝、複勝、馬連、ワイド、三連複、四連複。ほとんどが複式なので、万が一ねらった馬が1着に入らなくても、2着、3着に残れば配当金を手にする可能性も増える。ギャンブル狂でなくても、配当金がもらえるというのはうれしいものだ。仮に購入方法が分からなくても、従業員が丁寧に教えてくれる。
また、香港競馬ならではの特徴として、事前に指定された3レース・もしくは6レースの勝敗をすべて予想する、「3アップ」「6アップ」という馬券もある。複数のレースの勝敗を一度に予想するので、必然的に来場客が競馬場で過ごす時間は長くなる。その分、競馬場のレジャー施設を利用してほしい、というのが狙いだ。当然、配当金も他の馬券より高額になるので、むしろ宝くじ的な感覚に近いかもしれない。運だめしのつもりでトライしてみると、意外と熱くなれそうだ。

2007年冬期から、日本線は国内6都市発で週101便運航へ
ラウンジの設備・サービスも充実
キャセイパシフィック航空(CX)グループは2007年10月28日からの冬期スケジュール
で、日本/香港間が週101便となった。東京/香港線を1便増便し、1日6便態勢としたほ
か、福岡/香港線、仙台/香港線で、姉妹会社の香港ドラゴン航空(KA)とのコードシェ
ア運航を開始したことに伴うもの。特に、仙台/香港線はCXのネットワークでの新路線と
なる。これにより、日本発地が6都市に拡大となり、香港へのアクセスの利便性を高めた。
さらに、サービス面も充実。従来から、CXが展開する香港でのラウンジ「ザ・ウィング」
と「ザ・ピア」は、食事やドリンク、エンターテイメント、ビジネス設備、スパなど、様々
なサービスと機能を提供しており、英国・スカイトラックス社の乗客調査で、「世界最
優秀エアラインラウンジ賞」「ベストファーストクラス賞」「ベストビジネスクラス賞」を
受賞した経歴がある。このラウンジと同様のコンセプトを踏襲し、今年は成田第2ターミナ
ルに、ビジネス/ファーストクラス用の新ラウンジをオープン。約525平方メートルの室内
には121の座席を設置。ラウンジ内は無線LANを完備し、インターネットにアクセス可能
なワークデスクを8席備えている。
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