マリオット、ルネッサンスをブティックホテルに再構築、滞在の楽しさ訴求へ

  • 2007年12月11日
 マリオット・インターナショナルは、全世界で20億米ドルを投じ、傘下の約140軒のルネッサンスブランドを、ブティックホテルとしての確立をはかる。今後、各ホテルのオーナとともにリノベーションや新サービスを展開していく予定だ。そのため、例えば、ホテルのある地域の文化を体験できるよう、地域のアーティストや団体をパートナーとして、スタイリッシュなデザインや作品をホテルに取り入れるほか、ビジネス客向けには「プラチナパス」や「VIPチェックインサービス」を導入し、快適なサービスの提供を開始している。

 さらにホテル内での滞在の楽しみを提供する目的で、今秋から「カクテル・カルチャー」を開始。これは、「ベースの酒類」「グラス」「フレッシュジュース」など、カクテルを構成する要素が書かれた「ルネッサンス・カクテル・ブロック」を振って、出た組み合わせによってオリジナルのカクテルを提供するもの。現在、「ルネッサンス・ホテル・ニューヨーク」で実施しており、今後はロンドン、パリ、ダブリン、上海などの各ホテルで順次、展開していく予定だ。