リッツ・カールトン、宿泊客満足度は2年連続1位−J.D.パワーのホテル調査

  • 2007年12月10日
 顧客満足度に関する調査とコンサルティングの専門機関であるJ.D.パワーアジア・パシフィックはこのほど、2007年日本ホテル宿泊満足度調査を実施、3万5000円以上の部門でランキング対象となったのは13ホテルグループ・チェーンのうちザ・リッツ・カールトンが昨年に続き1位となった。特に客室とホテル施設、スタッフの満足度が高く、ハードとソフトの両面で評価が高かった。2位は昨年同様帝国ホテルで、3位はハイアットリージェンシーであった。

 調査は、対象施設の1泊あたり正規料金の最多価格帯毎に実施、1泊3万5000円以上、1泊1万5000円以上3万5000円未満、1泊9000円以上1万5000円未満、1泊9000円未満の4部門。対象は日本全国のホテルグループ・チェーン131ブランド。料金、客室、ホテルスタッフ、ホテル施設、チェックインおよびチェックアウト、料飲施設、ホテルサービス、予約の8項目での評価をもとに、総合的な満足度を算出した。

 1万5000円以上3万5000円未満の部門では、24ホテルグループ・チェーンのうち、1位はアソシアホテルズ&リゾーツとロイヤルパークホテルズが、710ポイントで同点首位。アソシアホテルズは料飲とホテルサービス、ロイヤルパークは料金と客室、ホテル施設で部門トップとなった。第3位は京王プラザホテル。

 1泊9000円以上1万5000円未満の部門では、11ホテルグループ・チェーンのうち、リッチモンドホテルズが698ポイントで首位。項目別でも7項目でトップとなった。2位は656ポイントで、三井ガーデンホテルとホテルJALシティが入った。9000円未満の部門では12ホテルグループ・チェーンが対象となり、ドーミーインが665ポイントで第1位。大浴場を前面に打ち出したホテルであり、その天も評価に繋がっているという。第2位には僅差でスーパーホテルが入り、第3位はコンフォートであった。