ヘイマン、新パッケージで顧客層の広がりを目指す−準富裕、シニア層をねらう

  • 2007年10月3日
 オーストラリアのヘイマンは、日本向けの新パッケージの提供により、従来は富裕層やハネムーナー中心の顧客層を広げていく。総支配人ロジャー・ライト氏、インターナショナル・セールス・ディレクターのジャネル・ウィルソン氏が来日し、日本市場の取り組みを語った。

 ヘイマンの日本人宿泊者の割合は、現在10%から12%ほど。オーストラリア訪問者の伸び悩みにともない、減少傾向にある。ヘイマンは、この一因が「近隣の島々よりも高額な印象」と分析。今後は、「価格に見合う最上級の滞在を提供できる」ことを説明し、準富裕層やシニア層の集客で減少に歯止めをかける考え。

 新パッケージ「セレブレーション・エスケープ3泊パッケージ」は、ウェルカム・カクテルやスパで2名分のボディーマッサージ、ボトルワイン付きのディナーを用意。アクティビティは、マリンスポーツ、熱帯林のブッシュウォークや、水上飛行機を利用して訪れるゴルフも利用できる。

 なお、現在の日本人予約は、「旅行業界を通した予約がほぼ100%」と今後も「業界との関係は最重視していく」と強調。今回の来日で、東京、大阪でホールセラーを中心に商品企画を働きかける。