シルバーシー・クルーズ・グループ・リミテッドは南極クルーズを実施してきた「ワールド・ディスカバラー」号を購入した。シルバーシーは今後、パブリックスペースや客室など「シルバーシー」ブランドに合わせた最上級の客船とする大改修を行い、2008年春の就航を目指す。詳細は確定していないが、数百万ドルを投資する予定。

　改修では現在の定員175名から約140名とし、オーナーズスイート、グランドスイートをはじめ、今後名称を決定するスイート12室を含めオーシャンビューの仕様は維持。また、メインダイニングをはじめブティック、美容室、フィットネスセンターなど共用部を整える。さらに最新鋭の衛星通信装置を備え、船内で携帯電話、無線LANが使用できるようにする。

　ワールド・ディスカバラーは6072トン。ロイド船協会からアイスクラスで最高級の認定「1A」を受ける強固な船体で、南極などエスコート無しで航行が出来る。