ミッションヒルズ、日本人誘致に本腰、ゴルフW杯会場として観光アピール

  • 2007年9月20日
 中国・深センのミッションヒルズ・ゴルフ・クラブは、日本からの集客に積極的に取り組む。今年から代理店にパシフィックリゾートを任命し、活動を本格化しているが、エグゼクティブ・ディレクターのテニエル・チュウ氏は来年、6000人の集客と従来の倍増を目指すという。

 同クラブはジャック・ニクラス氏や尾崎将司氏など、12名の著名なゴルファーが設計した12のゴルフコース、5ッ星で計322室のミッションヒルズ・リゾートを併設。同クラブの利用客のうち、約8割が香港を含む周辺地域からで、日本人シェアは1%ほど。ゴルフ目的の10名から20名の社員旅行など団体旅行の取扱いが多い。今後は業界向けのセミナーを開催し、リゾート内の51面のチャンピオンシップテニスコート、プール、バスケットボールコートなどスポーツ施設、12月に完成する1万2000平方メートルの「ミッションヒルズ・スパ」をアピールし、個人向けパッケージ商品や企画手配旅行も促す。

 なお、11月22日から25日に「オメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップ」が開催され、日本からの谷原秀人氏、平塚哲二氏が参加する。世界約150ヶ国でテレビ放映される予定で、日本からの観戦ツアーも企画中だ。同クラブではこうしたW杯観戦やプレーを組み込んだプランを提案。期間中、海外から約300名のメディアと6000名の来客を想定しており、日本から80名超の訪問者を見込んでいる。