MOPAS萩原社長、市場の拡大実感−燃油費高騰でも運賃上げに直結しない
商船三井客船(MOPAS)代表取締役社長の萩原節泰氏は、現況について「2005年に比べ、2006年にクルーズが初めての乗客が15%増と増えており、(市場の)拡大を実感している」と語った。クルーズ市場は団塊世代の退職などもあり、市場の拡大が望まれているところだが、「移動しながらゆっくりと過ごすというコンセプトが時流に合ったのではないか」と萩原氏は語り、「限られた人が楽しんでいたが、このところの広がりで新しいレジャーが誕生したかのようだ」と現況に好感触を得ている考えを述べた。
ただし、拡大については、季節や訪問地に加え、人数を少なく高級感を出す「プラチナ」、団塊世代に合わせた「アクティブ」、女性を中心に想定する「オアシス」の3テーマで商品開発を進めているが、さらに「潜在マーケットを掘り起こしたい」という。特に、フライ&クルーズや片道クルーズ、地方発着など旅行会社のパッケージ商品に組み込みやすい形も志向しながら、「特徴ある展開を図りたい」という。また、「裾野が広がっていくためには旅行業界との協力が重要」とし、引き続き体験乗船などをしてもらう考え。
一方で、燃油費の高騰などコスト増の要因もある。ただし、「燃油が高騰し、直ぐに運賃を上げるわけには行かない」とし、合理化、コスト効率の向上など工夫をしながら、「にっぽん丸の特徴である『食』と『くつろぎ』を提供していきたい」と抱負を語った。
ただし、拡大については、季節や訪問地に加え、人数を少なく高級感を出す「プラチナ」、団塊世代に合わせた「アクティブ」、女性を中心に想定する「オアシス」の3テーマで商品開発を進めているが、さらに「潜在マーケットを掘り起こしたい」という。特に、フライ&クルーズや片道クルーズ、地方発着など旅行会社のパッケージ商品に組み込みやすい形も志向しながら、「特徴ある展開を図りたい」という。また、「裾野が広がっていくためには旅行業界との協力が重要」とし、引き続き体験乗船などをしてもらう考え。
一方で、燃油費の高騰などコスト増の要因もある。ただし、「燃油が高騰し、直ぐに運賃を上げるわけには行かない」とし、合理化、コスト効率の向上など工夫をしながら、「にっぽん丸の特徴である『食』と『くつろぎ』を提供していきたい」と抱負を語った。