グアムホテルオークラ、新設ヴィラ宿泊客向けサービス概要が固まる

  • 2007年5月24日
[グアム発 高原美幸] グアムホテルオークラ総支配人の高柳健二氏は、開業35周年を迎える今年12月をめどに進めている大規模なリノベーションの進捗状況を説明、「お客様が求めるサービスを実現し、快適に過ごしてもらい、ホテル滞在の価値を見出していただきたい」と、開業35周年のきっかけとして再スタートと位置づける今回のプロジェクトの狙いを語った。

 このプロジェクトで特徴的なものはヴィラ。このヴィラを利用する宿泊客に対し、空港/ホテル間の送迎、ホテルでは支配人の出迎え、専用ラウンジの設置をはじめ、有料のバトラーサービスも提供する予定だ。ホテル内のスパで活躍するスタッフが、施術に加え、バトラーサービスを兼務することで、ソフト面の強化も検討。既に採用活動を進めており、トレーニングのプログラムも決定しているという。こうした高品質のサービスを最大の売りとし、未発表であるがこれまでグアムで無かった料金を設定するという。団塊世代、またウェディングでグアムに訪れ、ホテル内のタワー棟とコンビネーションで宿泊する宿泊客に留まらず、新たな需要の開拓を図る考えだ。

 さらに、ヴィラ・エリアのほか、ビーチ沿いに新設するレストラン、プール・エリアを含めた全体に関して、「他のホテルのお客様が食べに行きたいと思うようなレストラン」を目指しており、そこで食事するステータスをもつ雰囲気、環境を意識した場を設ける。なお、レストランはグアムのチャモロ料理を取り入れた洗練されたメニューを提供する予定。グランドオープン、開業35周年を迎える12月を前に、プロモーションを進めていく考えだ。