DS応援プロジェクト:ベルギー模擬問題2

  • 2007年5月21日

問 北方ルネサンス発祥の地としても知られる西フランダース地方の中心都市ゲント。聖バーフ大聖堂にある、ファン・アイク兄弟による門外不出の作品の名は次のどれか。
 
 A キリストの磔刑・最後の審判
 B アルノルフィーニ夫妻の肖像
 C ロランの聖母
 D 神秘の子羊


  ――正解は最下行へ

ここに注目!

▽現代と中世が調和する「花の都」ゲント

東フランダース州の州都・ゲントは人口約25万人。「青い鳥」の作者として知られるメーテルリンクの故郷であり、16世紀の神聖ローマ皇帝カール5世もこの地で誕生、洗礼を受けた。彼の庇護の下に黄金時代を迎えたこの町は、ブルージュと並ぶ北方ルネサンス発祥の地となった。その後、近世以降は経済・政治的に衰退を見たが、近年は臨海工業地帯としての側面をもち、フランダースの中心都市としての存在感を示している。

「聖バーフ大聖堂」は、ゲントの見どころの一つであり、ゴシック様式の高い天井、豪華な装飾が特徴。中でも祭壇画「神秘の子羊」はフランドル美術の最高傑作であり、この絵画を目的にゲントを訪れる人もいるほどだ。

・その他の見どころ、アクティビティなど
毎年7月のゲント祭、8月のレイエ祭など。5年に一度、フロラリア・パレスで開かれるゲント・フラワー・ショーは特に有名で、次回の開催は2010年の予定。年中楽しめるものとしては、毎日午前中の花市、月曜から金曜の野菜と果物市、週末の蚤の市なども訪れてみたい。

運河クルーズでは、中世の面影を残すゲントの街並みを水上からの目線で楽しめる。グラスレイとコーレンレイから乗船し、所要時間は35分。

ゲント市観光局 http://www.gent.be/(ドイツ語)


▽おトクな情報

・「ミュージアム・カード」で見どころめぐり
12.5ユーロのミュージアム・カードを購入すると、ゲント美術館ほかの博物館・美術館(特別展を含む)、フランドル伯の城、聖バーフ大聖堂など15ヶ所の見どころに入場できる。3日間有効で、各美術館・博物館、観光案内所、ホテルで購入できる。

・日曜の美術館無料公開
毎週日曜の午前10時から午後1時まで、ゲント市立現代美術館、ゲント美術館、産業歴史博物館、装飾美術館、アレインハイスを個人見学の場合に限り無料公開している。また、事前の予約により11時からのガイドツアーも申し込みができる。

ベルギー政府観光局 http://www.belgium-travel.jp/



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