商船三井客船、下期は18商品で展開、にっぽん丸だけの特徴を鮮明に
商船三井客船(MOPAS)は07年度下期、「食とくつろぎ」「機動力」「テーマクルーズ」の3点を商品ポイントとして、18本のクルーズを展開する。代表取締役社長の日野乾太郎氏は「世界では大衆向けの大型客船、高級層向けの小型客船の2極化になっているが、日本ではにっぽん丸の船型が最適」と述べ、乗客3対乗員2のきめ細やかなサービスや大型船では入港できない寄港地など、同客船の利点をアピール。オリジナリティのある料理やエンターテイメント、初心者向けのワンウェイ・クルーズ「カジュアル・クルーズ」など、にっぽん丸だから体験できる要素を組み込み、鮮明に打ち出す方針だ。
下期商品のうち、海外クルーズは10月の「大連・旅順・青島クルーズ」と、恒例の「ニューイヤー・グアム・サイパンクルーズ」の2本。特に「大連・旅順・青島クルーズ」では、初寄港となる旅順新港を調整中で、大連へはシャトルバスでの観光を予定。大連での寄港になった場合も、シャトルバスで旅順観光を行なう。下期商品のパンフレットは5月21日頃の完成、5月30日から発売を開始する。
▽テーマ性の強化で、取扱人員は増加、年齢層も拡大
同社の06年の取扱人数は、前年比で7%増。初めて利用した人が16%増と大きく伸びたほか、平均年齢は2歳若い60歳となり、同社では「客層の間口が広がった表れ」と見ている。初心者向けのカジュアル・クルーズでは、新規客が65%から70%と圧倒的に多数を占めたほか、女性を意識した上質の「オアシスにっぽん丸」では女性客のシェアが他の商品より2割ほど増加し、年齢も30歳から50歳の現役世代が目立つなど、従来にない客層の拡大に成功している。また、他の客船の顧客がにっぽん丸だけの体験を求めて乗船するケースも増えたという。
下期商品のうち、海外クルーズは10月の「大連・旅順・青島クルーズ」と、恒例の「ニューイヤー・グアム・サイパンクルーズ」の2本。特に「大連・旅順・青島クルーズ」では、初寄港となる旅順新港を調整中で、大連へはシャトルバスでの観光を予定。大連での寄港になった場合も、シャトルバスで旅順観光を行なう。下期商品のパンフレットは5月21日頃の完成、5月30日から発売を開始する。
▽テーマ性の強化で、取扱人員は増加、年齢層も拡大
同社の06年の取扱人数は、前年比で7%増。初めて利用した人が16%増と大きく伸びたほか、平均年齢は2歳若い60歳となり、同社では「客層の間口が広がった表れ」と見ている。初心者向けのカジュアル・クルーズでは、新規客が65%から70%と圧倒的に多数を占めたほか、女性を意識した上質の「オアシスにっぽん丸」では女性客のシェアが他の商品より2割ほど増加し、年齢も30歳から50歳の現役世代が目立つなど、従来にない客層の拡大に成功している。また、他の客船の顧客がにっぽん丸だけの体験を求めて乗船するケースも増えたという。