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ペガサス、CRS事業を拡大、唯一のスイッチ・サービス事業者に

  • 2007年5月8日
 ペガサス・ソリューションズはCRS事業と予約業務のアウトソーシングなど主力4事業のうち、CRS事業の拡充を目的に、「ウィズコム」と「ゲストクリック」の2社を買収した。ウィズコムはトラベルポートの子会社で、主にGDSとCRSを接続するために必要な「スイッチ・サービス」を提供してきた会社。同事業を行う主要企業はもともとペガサス・ソリューションとウィズコム・インクの2社のみであったため、今回の買収により、規模の拡大のみならず「スイッチ」事業を展開する唯一の大手企業としてのポジションを確立する。また、スイッチの規格や仕様の統一が可能になるため、より高い利便性を提供できるようになると、メリットをアピールする。

 一方、ゲストクリックは、旅行業界向けのウェブ・ベースのプログラムを提供することを主業務としてきた企業。今回の買収より、ペガサスはCRSをウェブ・ベースで再構築し、「次世代のブッキング・エンジン」の創出を強化する。CRSの再構築はユーザーサイドからの要望が強く、特に新たな機能追加にも対応しうる拡張性や機能性の限界が訴えられているという。