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マハラシュトラ州観光局、日本語の情報提供を強化−「ボリウッド」を活用

  • 2007年5月7日
 インドのマハラシュトラ州観光局は今後、同州やインド全体に関する日本語の情報提供を強化する。中でもアカデミー賞やカンヌ映画祭などでも注目を集める映画産業「ボリウッド」を有効活用して、認知度向上を図る構えだ。これは、マハラシュトラ州観光局の「現状としてインドについての日本語の情報はまだまだ少ない」という認識によるもので、特にメディアへの露出機会を増やしていく方針。

 「ボリウッド」はムンバイの英語名のボンベイとハリウッドを組み合わせた造語で、その映画の特徴は伝統舞踊、民族舞踏やヒップホップなど絢爛豪華な歌と踊りに、ロマンスやコメディ、アドベンチャー、スリルなどのストーリーが全て織り込まれている賑やかさにある。現在インド全体ではアメリカの約2倍にあたる年間800本以上もの長編映画が製作されており、近年では、例えばミラ・ナイール監督の「モンスーン・ウェディング」がベネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。さらにアメリカで上映された際には外国映画としての興行収益のベストテンに入るなど、大きな成功を収めている。また今後も、ハリウッド俳優アンジェリーナ・ジョリーが主演する映画「マイティ・ハート」やジョニー・デップが主演する映画「シャンタラム」にボリウッド俳優が出演する予定があるなど、高い注目を集めているという。