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クラブメッド、リニューアルで「上質感」が定着−高田万由子さんにアワード

  • 2007年4月18日
 クラブメッド・アジア太平洋地区代表取締役社長兼CEOのキャロリン・プエシュルトル氏が来日、現況などを語った。2004年から、基本戦略として「UP MARKET」、「FRIENDLY」、「MULTICULTURAL」としていたが、2007年からはこれを発展させ、「上質さ」、「充実感」、「自由」をテーマとしたサービスを展開。同社が実施した調査では、特にアジアのバカンス村では90%が「再訪したい」という意欲を示しており、中でもモルディブのカニフィノール・バカンス村では約半数が最高の評価をつけているという。サービスでもバー、飲み物の選択肢、料金などで評価が高まっている。また、新たに設定した子供向けプログラムのうち、2歳から3歳を対象とする「プティクラブ」、4歳から10歳の「ミニクラブ」は同行する親、また11歳から17歳の「パスワールド」ではプログラムに参加した子供たちからの評価が高いことを明らかにした。

 また、クラブメッドは今度、全世界で展開する80のバカンス村のうち、日本市場向けに厳選した20のバカンス村を1冊に掲載したパンフレットを展開する。20バカンス村のうち、9つはアジア地域にあり、「全世界をひとつにまとめたパンフレットは初の試み」(プエシュルトル社長)という。現在、同社の顧客構成はファミリーが67%を占めることから、上質さを求めつつも、親と子供が別々にアクティビティを出来るメリットなどをアピールすることで、顧客層のニーズに応える考え。

 なお、このほどクラブメッドでは「クラブメッド・バカンスアワード」を新設。これはイメージとホスピタリティの強化を目指したもので、クラブメッドのリピーターでもある高田万由子さんに授与した。高田さんは今後、実現して欲しいサービスとして「今後は娘が具合悪くなったときにナースステーションがあったり、2歳以下の子供を連れて行くときにどうする」などをあげつつ、「バカンス村全体が家族になる感がある」や、「家族がより親しく笑顔になる」などとこれまでの経験を踏まえて語った。