東急電鉄、パン・パシフィック・ホテルズなど海外ホテル事業会社の株式譲渡

  • 2007年4月2日
 東京急行電鉄はこのほど、同社が保有するパン・パシフィック・ホテルズ関連の株式の譲渡で合意した。パン・パシフィック・シンガポールを所有、経営するホテル・マリーナ・シティの株式について、東急が保有する50%をマリーナ・センター・ホールディングスに譲渡。また、海外でホテル運営事業を展開する子会社、パン・パシフィック・ホテルズ・アンド・リゾーツの全株式、およびインドネシアでホテル「サリ・パン・パシフィック・ジャカルタ」を所有、経営するサリニトウキュウ・ホテル・インターナショナルの41.47%をUOLグループの子会社に譲渡することでも合意。UOLグループはグループで東南アジア、中国、オセアニアでホテル事業を展開しており、東急がパン・パシフィック・ホテルズ関連の株式を譲渡することで今後のパン・パシフィック・ホテルズの事業展開にも最適と判断した。

 なお、一連の取引による譲渡総額は約117億円で、3社の株式譲渡は2007年4月から順次行う予定だ。