アコージャパン、団塊世代や地方需要に注目、日本人向けサービス拡大

  • 2007年3月14日
 アコージャパン日本地区営業本部長のフランシス・リー氏は今年、日本地区の営業展開として、団塊世代の囲い込み、および地方発チャーター便が増加に伴い地方発需要の開拓を積極化する考えを示した。また、日本人のアコーホテル利用者のうち約3割から4割を占めるヨーロッパを中心に、アジア、中国における日本人宿泊客の促進を狙う。

 リー氏は、「近年、日本人ホテル利用者数、ルームナイト、レベニューで日本マーケットは伸びている」と語っており、「アコーホテルの各プロパティから、日本の団塊世代の旅行需要が高まることに期待が集まっている」と説明。アコーホテル全体として、特に日本人の利用率が高いノボテル、ソフィテルを中心とするブランドでは日本人の受入れ拡大に向けて、情報発信を強化していく。具体的には、パンフレットや案内の日本語での表記を増やすほか、日本人スタッフの配置などを呼びかけ、シニア世代や団塊世代が意識する安心・安全に配慮したサービスを提供する体制としていく。

 また、リー氏は今年、日本との相互交流を目的とする観光年を展開するアジア各国をはじめ、日本人利用が高いフランスを筆頭としたヨーロッパの政府観光局、航空会社と共同のタイアップ・プロモーションなどを展開していく意向も示した。