VJC、シートレードに出展、今年は中・韓3ヶ国共同で極東アジアへの誘致図る
ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)実施本部クルーズ・プロジェクト・チームは、3月12日から15日に開催される「シートレード・クルーズ・シッピング・コンベンション(マイアミ・クルーズ・コンベンション)」に、中国・韓国と共同出展し、極東アジアへのクルーズ誘致を図る。昨年7月の日中韓の観光担当大臣による観光協力に関する「北海道宣言」を受けたもの。シートレードへの出展は日本は4回目だが、中国は2回目、韓国は今回が初出展で、3ヶ国の共同出展も今回が初めて。日本からは港湾関係者や日本のランド手配を受ける旅行会社など、過去最多の24名が参加する。
客船誘致は2、3年先のPRが重要なため、3ヶ国で2009年と2010年を中心にしたピーアールを展開する。特に2010年の上海万博、2008年の北京オリンピックを軸に訴求していく考え。これにあわせ、日本でも特に関西への誘致を目的に、関西クルーズ振興協議会が平城遷都1300年に当たる2010年に向けた「奈良・平城遷都1300年祭」委員会を構成し、3大イベントとしての展開を図る。
出展に際し、日本の18港と奈良を紹介したポートマニュアルと、中国・韓国との位置関係も掲載するマップを各1000部ずつ作成。ブースでは、主要港のクルーズポート建設や記念事業を中心に情報を提供する。期間中には3ヶ国共同での記者会見や、ブース内でクルーズ会社を招請してミニパーティの開催も予定している。
▽「今」こそ、アピールが大切
初出展から3年が経った06年の外航客船の日本寄港回数は260回と、前年比で124%増、03年比では364%増と大幅な伸びを示し、出展の効果は着々と表れている。JATAのクルーズ旅行推進部会長の木島榮子氏(クルーズバケーション代表取締役)は「まだ日本を知らないクルーズ会社はたくさんある。15万トンのメガシップから2000トンクラスまでさまざまの客船があり、各社はサイズにあった港を探している」と出展の意義を強調。さらに「中国が注目される中、3ヶ国で共に豊富なデスティネーションをアピールするのは今しかない」とした上で、むしろ「今を逃すと忘れられてしまう」と、ここ数年のうちにプレゼンスを高める重要性を述べた。
客船誘致は2、3年先のPRが重要なため、3ヶ国で2009年と2010年を中心にしたピーアールを展開する。特に2010年の上海万博、2008年の北京オリンピックを軸に訴求していく考え。これにあわせ、日本でも特に関西への誘致を目的に、関西クルーズ振興協議会が平城遷都1300年に当たる2010年に向けた「奈良・平城遷都1300年祭」委員会を構成し、3大イベントとしての展開を図る。
出展に際し、日本の18港と奈良を紹介したポートマニュアルと、中国・韓国との位置関係も掲載するマップを各1000部ずつ作成。ブースでは、主要港のクルーズポート建設や記念事業を中心に情報を提供する。期間中には3ヶ国共同での記者会見や、ブース内でクルーズ会社を招請してミニパーティの開催も予定している。
▽「今」こそ、アピールが大切
初出展から3年が経った06年の外航客船の日本寄港回数は260回と、前年比で124%増、03年比では364%増と大幅な伸びを示し、出展の効果は着々と表れている。JATAのクルーズ旅行推進部会長の木島榮子氏(クルーズバケーション代表取締役)は「まだ日本を知らないクルーズ会社はたくさんある。15万トンのメガシップから2000トンクラスまでさまざまの客船があり、各社はサイズにあった港を探している」と出展の意義を強調。さらに「中国が注目される中、3ヶ国で共に豊富なデスティネーションをアピールするのは今しかない」とした上で、むしろ「今を逃すと忘れられてしまう」と、ここ数年のうちにプレゼンスを高める重要性を述べた。