ボヤージズ、日本市場を強化、チャーターフライト運航で日本人の利便を向上

  • 2007年3月1日
 オーストラリアで20軒のリゾートを展開するボヤージズ・ホテルズ・アンド・リゾーツのCEOクリス・タレント氏、エグゼクティブ・ジェネラル・マネージャー・セールス・アンド・マーケティングのニック・ベイカー氏、そしてセールス・マネージャー・ジャパンのジェーン・クリステンセン氏が来日し、現在の動向や今後の展開などを語った。

 ボヤージズ社は現在、オーストラリアの15の地域に20のリゾートを展開。殆どのリゾートが島や世界遺産などの近くにあることから、ボートやヘリコプターなど特別な移動手段を必要とするケースが多く、予約全体のうち77%が旅行会社経由であるのも特徴だ。また、同社のリゾートにおける日本人宿泊者は全体の17%とイギリスに続いて世界第2位を占める。

 そのため、ベイカー氏は「今後は日本の旅行会社の関係強化をより一層、図りたい」と、日本市場を重視する姿勢を強調。同社のリゾートの中でも旅行会社向けには、客室数が多くアロットメントなども可能な「エアーズ・ロック・リゾート」とケアンズから飛行機で40分程のダンク島にある「ダンク・アイランド」を主に積極的に紹介をして行く方針だ。

 ダンク・アイランドは昨年の10月、30億円を投資した改装を終え、全客室やレストランなどが新しくなったばかり。4月1日からは、成田/ケアンズ線の到着時間に合わせて、ダンク島へのチャーターフライトを運行するなど、日本市場にあわせた施策も計画している。現在、ダンク・アイランドの日本人シェアは4%だが、タレントCEOは「2007年と2008年で8%、2009年までに10%にしたい」と意欲を語った。

 同社では日本の旅行会社への情報提供として、オンラインでダウンロードできるリゾートの映像を制作。また、旅行会社用のトレーニング用キットなども制作しており、こちらもダウンロードして使用できるようにする予定だ。