ザ・ペニンシュラ・バンコク、企業の会議需要の拡大を狙う

  • 2007年2月6日
 ザ・ペニンシュラ・バンコクは今年、日本人宿泊客の約9割を占めるレジャー需要に加え、成長がみられる企業の会議需要の拡大を狙う。

 ホテルの立地がオフィスの集まるエリアから離れている関係で、これまでレジャー需要が大半を占めていたが、近年現地に工場やオフィスをもつ日系企業が日本だけでなく、バンコクでも会議を開催する傾向があるという。ザ・ペニンシュラ・バンコクは、企業ミーティング参加者に対し、ホテルのオーナーが所有する会員制ゴルフ場でプレイができる特典に加え、ホテル最上階のラウンジ「パリ・バトラ」でのミーティング開催を提供するインセンティブを用意。こうした施策で、企業ミーティング需要の喚起を図る。


▽50億円投資しスパ新設、宿泊客へのサービス向上図る

 また、ザ・ペニンシュラ・バンコクは昨年12月1日、約50億円を投資してホテルの別棟にスパ施設「ESPA」を新設した。トリートメント・ルームは4室のスイート・ルームを含め全18室という、バンコクで最大規模の設備を設ける。これまで宿泊客はバンコク市内の他のホテルのスパ施設などを利用していたことから、今後はスパ施設の開設を日本マーケットに周知しつつ、同ホテル第3位のマーケットである日本人需要の獲得を狙う考えだ。