商船三井客船、「予想以上の売れ行き」、上期のテーマクルーズは催行数増加

  • 2007年1月18日
 商船三井客船(MOPAS)の代表取締役社長の日野乾太郎氏は、2007年上期商品の発表会の席上で、「2007年は日本経済の回復と団塊世代の退職などが後押しし、クルーズへの関心が高まると期待している」と明るい見通しを述べた。同社の昨年の販売状況によると、通年より前倒しで販売終了になる商品が多く、1ヶ月前から早いものだと3ヶ月前に終了するなど、好調に推移しているという。

 07年上期商品のポイントは(1)ベストシーズンを考慮した商品造成、(2)初心者を中心に人気の片道クルーズ・カジュアルクルーズ、(3)にっぽん丸ならではのテーマクルーズ/フライ&クルーズ。特に「テーマクルーズ」は2種類設定し、力を入れる。対象を団塊世代を中心とし、船中での講座、コンサート、食事、ランドでのトレッキングなど、すべての行程にアクティブな体験を盛り込んだ新商品「アクティブ・クルーズ 前途悠遊」を投入したほか、好評の「プラチナ・エンターテイメント・クルーズ」は従来、年1回の催行から3回に増加。さらに、昨年9月に設定した国内初のフライ&クルーズ商品も継続し、昨年の2往復4コースから3往復6コースに増加した。

 また商品発表では最近の動向について、クルーズ参加者のうち、初心者が増えているとも言及。上記のフライ&クルーズでは参加者の83%がクルーズ初心者で、世界一周クルーズも2006年は35%であったのに対し、2008年の予約者は42%で7%増加しているという。

※18日9時30分:一部訂正するとおもにお詫びいたします。(編集部)