IATA、国際旅客数が前年比6.7%増、国際線航空便数は3.1%増

  • 2007年1月9日
 国際航空輸送協会(IATA)によると、2006年11月の国際旅客数が前年比6.7%増となり、2006年5月以来最高の伸び率を記録、1月からの累計では5.8%増となった。平均ロードファクターは73.9%で、累計では76.1%。また、国際線航空便数は3.1%増の緩やかな伸びを示したほか、累計では4.8%増となった。

 国際線旅客数の方面別の動向では、中東が引続き成長を続け前年比18.3%増を記録。続いて、アフリカが7.5%増、北米が7%増、ヨーロッパが6.1%増、アジア・太平洋が5.6%増とプラス成長となった一方で、中南米が2.4%減となった。また、国際線航空便数の方面別では、中東が17.3%増となったほか、アフリカが3.9%増、アジア・太平洋が3.2%増、ヨーロッパが1.4%増。

 好調な収益環境により航空産業は2006年、5000億ドルの減少に留めたという。IATAは、航空会社が高いロードファクターを維持し、2兆5000億ドルの利益を達成するとしている。