J.D.パワーアジア・パシフィック、ホテルの宿泊客満足度調査を発表

  • 2006年12月15日
 コンサルティングの専門機関であるJ.D.パワーアジア・パシフィックはこのほど、2006年日本ホテル宿泊満足度調査を実施した。調査では、ホテルの正規宿泊料金や客室面積をもとに「1泊3万5000円以上」、「1泊1万5000円〜3万5000円未満」、「1泊1万5000円未満」の3つの部門で行った。また、宿泊客の総合的な満足度が、料金、客室、ホテルスタッフ、ホテル施設、チェックインおよびチェックアウト、料飲施設、ホテルサービス、予約の8つのファクターで構成されていることから、各ファクターの詳細評価項目に対する宿泊客の評価をもとに宿泊客満足度スコアを算出した。

 これによると、「1泊3万5000円以上」の部門でランキング対象となった16ホテルグループ・チェーンのうち、ザ・リッツ・カールトンが767ポイントを獲得し1位となった。ザ・リッツ・カールトンは客室、ホテルスタッフ、ホテル施設、チェックインおよびチェックアウト、料飲施設の5つのファクターで業界トップの満足度評価を得た。2位は752ポイントを獲得した帝国ホテル、3位は747ポイントのフォーシーズンズ・ホテルとなった。「1泊1万5000円〜3万5000円未満」の部門では、対象となった19ホテルグループ・チェーンのうち675ポイントを獲得したリーガロイヤルホテルが1位となった。リーガロイヤルホテルは、料金、客室、ホテル施設でトップの評価を得た。2位は671ポイントのホテルグランヴィア、3位は663ポイントのホテル日航となった。「1泊1万5000円未満」の部門では、対象となった15ホテルグループ・チェーンのうち686ポイントを獲得したロイネットホテルが1位となった。ロイネットホテルは客室、ホテルスタッフ、チェクインおよびチェックアウト、ホテル施設、ホテルサービス、予約の6つのファクターでトップの評価を得た。2位は650ポイントのドーミー、3位は641ポイントのコンフォートとなった。

 この調査は、直近1年間に宿泊したホテルについて10月にインターネット調査を実施、全国の18以上の男女1万9793人から回答を得たもの。