日本クルーズ客船、07年上期と08年南太平洋アイランドクルーズを設定

  • 2006年11月30日
 日本クルーズ客船はこのほど、2007年度上期クルーズ商品、および2008年ロングクルーズを設定、12月22日の発売を前に29日に都内でセミナーを開き、商品の魅力、特徴を紹介した。日本クルーズ客船代表取締役社長の入谷泰生氏は、特にロングクルーズの南太平洋アイランドクルーズを中心に、今回発表した商品の販売促進を訴えた。

 南太平洋アイランドクルーズは2008年1月8日から2月23日までの45泊46日のクルーズ。乗客は60歳後半から70歳を想定する。今回はポリネシアの伝統を色濃く残すサモアのアピア、ポリネシア人が最初に定住した島と伝えられているライアテア島、珊瑚礁のみでできた島として最大級のキリバス共和国クリスマス島の3ヶ所に初寄港する。そのほか、パラオのマラカル島、オーストラリアのブリスベン、ニューカレドニアのグランドテール島、フィジーのビチレブ島、タヒチのボラボラ島、モーレア島、タヒチ島のパペーテ、ハワイ島のヒロ、オアフ島のホノルルを巡る。
 オーバーランドツアーでは、オーストラリアのブリスベン発着の世界最大級の砂の島、フレーザー島の1泊2日、およびタヒチのボラボラ島発着の水上バンガローに泊まる1泊2日ツアーを設定し、各寄港地では各種オプショナルツアーも豊富に用意した。また、食事は乗客の健康を考え、材料も意識した和食を中心にフレンチコースなども提供する。なお、船内エンターテイメントに関しては現在検討中。総合パンフレットは12月20日に完成を予定する。
 そのほか、日本クルーズ客船は2007年度上期商品を国内9コース、海外1コースの合計10コースを設定。来年は世界一周クルーズがあり、その後続々と展開するスケジュールだ。海外クルーズ韓国の釜山と瀬戸内海を巡るクルーズは、ファミリーを対象にすることから子供料金を用意。釜山での半日観光をはじめ、船内でのハングル語講座、韓国文化体験など、家族需用を意識した企画とした。