パラオ・パシフィック・リゾート、来年全客室の内装を改装

  • 2006年11月6日
 パン・パシフィック・ホテルズ・アンド・リゾーツのパラオ・パシフィック・リゾートは2007年4月から12月まで、全客室160室の内装を中心に改装する。パラオ・パシフィック・リゾートのジェネラル・マネージャーの小松学氏は、「夏休みやゴールデンウィークの繁忙期を避けて実施する。また、他のお客様に騒音などのご迷惑を掛けることはない」ことを強調した。改装は具体的には、椅子をはじめ、ベッドは横幅150センチメートルから200センチメートルのものへと変更、そのほかウォシュレット完備とし、バス、そして照明を宿泊客の要望を受けて明るいものへと変える。今回の改装では、全体的なコンセプトは維持。オープン後22年が経過したことから内装を変更することとなった。なお、パラオ・パシフィック・リゾートは今年6月、7月、既にプールサイドのリノベーションを実施しており、ホテル施設のクオリティの向上に努めている。

 同ホテルを訪れる日本人は、これまでのメインの熟年層に加え、日本航空のチャーター便の運航以降に増えたファミリーやリゾートでの滞在を求める宿泊客、旅慣れた女性層など宿泊客のバラエティが拡がったという。また、ホテル施設内に昨年12月、エリライ・スパ・バイ・マンダラがオープン、および女性誌などのメディアへの露出効果で女性同士などの宿泊客が増えている。

 さらに、小松氏は今後、日本マーケットに対して、「100室あるオーシャンビュー・ルームのディマンドが高い」と語り、販売促進する意向。また、全体の5割が日本マーケットで、約半数がヨーロッパ、アメリカ、韓国などの他のマーケットであることから、日本人宿泊客の満足度維持のためにも宿泊客のマーケットのシェアを維持していきたい考えだ。そのほか、ホテルで日本人スタッフが7名いるほか、誰もが参加でき、人気の高いカヤック・ツアーなどのオプショナルツアーが日本語で実施されているなど、日本人のための質の高いサービスの提供をアピールした。