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ザ・ペニンシュラ東京、開業後の収入構成は客室6割、料飲4割

  • 2006年10月13日
 ザ・ペニンシュラ東京の総支配人に就任したマルコム・トンプソン氏がこのほど、本紙インタビューに答え、開業後の収入割合について客室部門で6割、宴会を含む料飲部門で4割程度と想定していると語った(インタビューの詳細は後日、掲載予定)。

 東京で相次ぐ高級ホテルの進出については、政府が訪日外国人客を誘致する環境において、デスティネーションとして東京の魅力が高まるという考えを示す。同時に、国内旅行の需要も重視。特に、911以降、「国内需要をしっかりとつかむことは重要」と語り、海外での知名度の高さがあるものの、特定のマーケットに依存する収入構成ではなく、バランスを重視した体制を目指す考えも示した。

 また、日本では特に「ペニンシュラ香港でのサービスが良く知られている」とし、「これを超えるサービスを提供しなければ」と語り、トンプソン氏はパークハイアット東京での総支配人の経験もあることから、日本市場で要求されるサービスの高さにも配慮した運営を行う考えを示す。ただし、「ペニンシュラ・ブランドがあまりにも『高い』イメージがある」が、レストラン、ブティックなど、多くの人が手に届く各種のサービスを揃えており、着実に新たな顧客を開拓していく道筋も示した。