シェラトン台北ホテル、100億円改装でビジネス客の受入れ体制を強化

  • 2006年9月27日
 台湾のシェラトン台北ホテルのジェネラル・マネージャー、ジョセフ・ドルフ氏が来日、2003年から約2年5ヶ月、約100億円を投資した改装で一新した施設を紹介した。現在、同ホテルにおける日本からの宿泊客のシェアは全体の30%から35%ほど。日本からの宿泊客は、観光目的が6割ほど。改装では、エグゼクティブフロアーを新設しており、今後、これまでのレジャー客に加え、ビジネス客の取り込みにも積極化する。

 改装はホテルの外装から内装にまで及ぶもの。総客室数は688室で、17階建ての建物のうち15階から17階が、新たに導入されたエグゼクティブフロアーとなる。11月から、エグゼクティブフロアーとスイート・ルームの宿泊客を対象として、荷物のパッキングやレストランの予約など宿泊客のニーズに応える目的で「バトラー・サービス」を20名のスタッフで提供する。このサービスについてドルフ氏は、「台北市内でバトラー・サービスを導入するのは初めてのこと。このサービス提供をきっかけに、現在から15%程度のビジネス客を増やしたい」としている。

 現在、同ホテルの日本人スタッフは1名。将来的には2名を増員し、3人体制で日本人客に対応する。3人の日本人スタッフはゲスト・リレーションに配属するが、日本人VIPの宿泊に際しては、バトラーとしても対応する予定だ。