スモール・ラクシャリー・ホテル、加盟軒数大きく伸び、予約も増加

  • 2006年9月27日
 スモール・ラクシャリー・ホテルズ(SLH)の日本・アジア・太平洋地域マーケティング担当ヴァイス・プレジデントのリンネ・アイルランド氏(写真右)が来日、日本市場に対する期待などを語った。SLHは現在65ヶ国、400軒超のホテルが加盟。このうち2006年は80軒が加盟し、SLH創設以来、最多の加盟ホテル数となり、デスティネーションで幅広い選択肢をもつ。加盟ホテルは平均客室数が55室以下と、設立当初からの「小規模」「ハイエンド」を維持したプライベート感を演出するサービスを維持している。

 予約については昨年、全世界規模で10%増となり、日本はアメリカ、イギリスに次ぐ市場で、高付加価値、高品質を求める旅行客が年々、SLHに対する認知を高めているという。こうした需要に応じ、SLHではトップページを日本語化しており、引き続き日本語化をすすめる計画。予約はインターネットでも増えており、日本市場を含む全世界で20%のシェアにまで高まっており、旅行会社を経由する予約と共にネットでの予約も重視する考え。
 さらに、SLHの会員組織として「クラブ」を発足。いわゆるフリークエント・ゲスト・プログラムだが、こうしたリピーターに対しては予約しにくいレストラン、入手しにくいチケット手配など、コンシェルジェ的なサービスを行い、顧客満足度を高める。日本市場でもこうした要望も高く、「目の肥えたゲストの要求に応える努力を継続していく」(アイルランド氏)としている。