ウインドスタークルーズと親会社のホーランドアメリカラインは、ブランド力の強化を目指すプログラムを展開する。これは「Degrees of Difference」と銘打つ計画で、3隻の客船に数百万ドルをかけて改修するもの。2006年11月から12月の5週間にかけて、「ウインドサーフ」から着手、2007年秋には「ウインドスピリット」、2007年春には「ウインドスター」を順次改修する。

　ウインドサーフのメインデッキには「ヨットクラブ」が設けられ、エスプレッソ・バーにはテーブルと椅子に加えソファを配置する。新スイート・キャビン2室は、約44平方メートルで、ブリッジ・デッキに建設。リビングルームのほか、フラットパネルとテレビ、DVDとCDプレーヤーを設置したセパレート・ベッドルームがある。
　また、全てステートルームとスイートルームは、バスルームの修繕を行う。オープン・グラス・シェルフ、御影石のカウンタートップ、陶磁器のシンク、新シャワーヘッドなどに改善される。ステートルームでは、木製調度品が改善されるほか、机の張替え、グッドナイト・マットに加え全身鏡が備え付けられる。レストランも「ビストロ」から「ディグリーズ」のステーキハウスに改装する。