ハワイ、7月の日本人訪問者数は9.1%減の11万6921人、ハワイ島は増加

  • 2006年9月1日
 ハワイ州産業経済開発局(DBEDT)によると、7月の日本人訪問者数は前年比9.1%減の11万6921人となった。1月からの累計では9.1%減の78万4068人となり、先月の対前年の減少幅をやや拡大した。ただし、今月は8000人から1万人規模の大型コンベンションが断続的に開催されていたことから、客室を確保が難しく、供給座席数の減少と合わせ、集客・送客で減少幅の縮小にはつながらなかった。送客人数の減少から、日本人のハワイでの消費総額は0.8%増の1億8640万米ドル(約218億円/1ドル=117円換算)と伸びは少なかった。

 今後の期待はやはり、ノースウエスト航空(NW)の成田発の便での機材大型化。これにより、東京/ホノルル間の供給座席量は対前年で5%増が見込まれている。また、名古屋ではコンチネンタル航空(CO)との団塊世代を対象としたロングステイセミナーが好評であったことから、再度の開催を計画しているほか、名古屋地区に限ったテレビCMの放映で需要を喚起したい考え。


 ハワイの島別では日本航空(JL)が機材を小型化したハワイ島が好調。7月は前年比で1.5%増の1万9937人で、累計でも6.0%増の13万9688人。特に、ヒロへの訪問者が良く、累計では93.1%増の10万1393人と倍近いのびを示し、コナ/ヒロがほぼ同じ規模の訪問者となっていることから、ハワイ島の自然を楽しむ消費者の動向が定着しつつあることが言えそうだ。